ドメーヌ・ダラマラ ナウサ ダラマラ
Domaine Dalamara Naoussa Dalamara
味わい ミディアムボディ
タイプ 赤ワイン
VT 2019
国 ギリシャ
地域 ナウサ
品種 クシノマヴロ
造り手 ドメーヌ・ダラマラ
【ワイン情報】
このキュヴェ”ナウサNaoussa”は、パリオカリアスPaliokalias畑に植わる若樹産ブドウと、ガストラGastraとポッラ・ネラPolla Neraの両畑産ブドウとから造られる。より樹齢の高いパリオカリアスPaliokalias畑産のブドウは、単一畑のキュヴェ”パリオカリアスPaliokalias”に用いられる。
【生産者情報】
1840年から5世代以上も続くワイナリーで、現在はヤニスとコスティスの父子でのワインづくりをしている。
コスティスはボーヌの醸造学校を卒業後、ブルゴーニュや南仏のナチュラルワインメーカーの元で経験を積み、2010年に20代でワイナリーに戻り、本格的に働き出した。
古くからの農家であるダラマラ家は、小さな畑をいくつも持っており、樹齢40年を超える古い樹も多く、自根の畑も少し持っている。
マケドニア地方の主要赤品種であるクシノマヴロの他にも、ネゴスカやマラグズィアなどの地品種のみを栽培している。
ナウサの涼しい気候からくる、冷涼な酸と、主要使用品種であるクシノマヴロの果実味と強めのタンニンが、バリック醸造、熟成を経て、高いレベルでしなやかにまとまっている。小規模で、家族経営の、昔ながらのワイナリーで、コスティスを中心に、地域の若手の農家とも、協力して収穫祭なども行い、地域の文化の保存の中心になっている。
ドメーヌ・ダラマラの所有する畑は石の多いパリオカラスと呼ばれる地区にあり、ワインに集中力と複雑さを与える。
地域一帯を見下ろすヴェルミオン山によるミクロクリマ(朝夕に冷涼な風が吹き、クシノマヴロに美しい酸味を与える)が与えてくれる爽やかさを表現する。
パリオカラス 2011 は 5 世代にわたって受け継がれてきた家業であるワイン造りを 6 世代目である自分が初めて100%醸造を任されたキュヴェで、世代交代の味わいを感じてほしい。
ナウサは山の幸が豊富であることから、自分の家族を始め地域の人たちは、それらの料理に合うようしっかりした複雑味のあるワインを好んできた。