ヤン・ベルトラン クー・ド・フォリー・フルーリー 2021
Yann Bertrand Coup d'Folie Fleurie
味わい ミディアム+ボディ
タイプ 赤ワイン
VT 2021
国 フランス
地域 ボジョレー
品種 ガメイ
造り手 ヤン・ベルトラン
【ワイン情報】
ベルトラン家では10年以上前から有機栽培をしていましたが、ヤンがビオディナミを取り入れ、現在8haのぶどう畑を所有しています。
フルーリーの自社畑から収穫された平均樹齢35年〜50年の若い樹齢のガメイ。収穫した葡萄を8度から10度に冷やし房まるごとマセラシオンカルボニック。14日間コンクリートタンクで発酵後、同じくコンクリートタンクで6か月間の熟成。直訳すると「Coup de folie」とは「正気ではない」という意味で、ここでは軽はずみの行動「やっちゃうか?!」という意味を表す。普段の日常の中、友人や家族と過ごしている際、ふと「一本開けない?」「開けちゃおっか!」という気持ちにさせる、素直にワインを楽しみたくなるよう味わいとなっています。

【生産者情報】
今フランス各地で新世代自然派生産者が現れていますが、彼ほどの若い年齢で自身のドメーヌを持ち、ワイン造りを行っている生産者は多くありません。
ヤンの実家はもともとはボジョレー地区南部出身の祖父が、フルーリーのシャトーとぶどう畑を1970年に購入し、ここからベルトラン家のぶどう栽培、ワイン造りの歴史は始まりました。
ヤンは飲食店勤務をしていましたが、父親のぶどう畑を引き継ぐためボーヌの醸造学校へ入学します。2012年に醸造学校を卒業。ベルトラン家では10年以上前から有機栽培をしていましたが、ヤンがビオディナミを取り入れ、現在8haのぶどう畑を所有しています。そのうち2区画の2.5haをビオディナミで栽培しています。
ベルトラン家は有機栽培をしながら、収穫した葡萄の80%をネゴシアンに売っていましたが、ヤンが戻ってきてかは、自社でのワイン醸造、ビン詰めでの販売量を増やしています。
一言で言うと、ヤンはおそらくワインマニア、もっと詳しく言うと樽マニアといっても過言ではありません。
樽への情熱がヤン・ベルトランのワインが美味しい理由の一つなのは間違いと思います。若手とは思えないほど、色んな生産者とコネクションを持ち、300ℓのシャルドネ、600ℓのシラーやカリニャン、500ℓのピノノワール、225ℓのモンドゥーズやヴィオニエを熟成させた樽を譲り受け、葡萄の状態やキュヴェに合わせて使い分けています。
最近の彼のお気に入りはオーストリアのストッキンガーという樽メーカーの樽で、今自然派生産者の間で人気が出始めている樽との事。そんな事をとても熱く語るヤン・ベルトラン情熱に、彼のワインの美味しさの秘密が隠れているかもしれません。
(インポーター資料より)